広大附属福山中学 合格
福山校
福山市西小 出身
すべてが整っていたわけではありませんでした。しかし、私は受験当日、心を落ち着かせることが第一だと考えることができました。少し緊張していた場面もありましたが、いざ問題を前にすると落ち着いて解くことができました。ですが、決して自分に自信があったわけではないのです。私は小5の時に、鷗州塾に入塾しました。塾には通い始めましたが、今振り返ってみれば、その時はまだ、何となく塾に通っていたので受験を意識してはいなかったのです。そして、受験が近づくにつれ、中高一貫校に行くことの意味を自分なりに考えました。まず第一に、中高一貫校に行くことで時間にゆとりを持ち、将来を切り開く方法を考えたいと思うようなりました。次に、6年間で一生付き合える友人も作ることができるかもしれない、とも思いました。そこから本気で受験勉強に取り組むことができるようになりました。それは小6の夏のことです。思い始めたのは、遅いかもしれません。しかし、本気になることができたのは、他人から言われてやるのではなく、「自分の将来がかかっているから自分でやる」という考えに至ったからです。その人その人で勉強方法は異なると思いますが、私の勉強法は、「やる気に合わせて教科を変える」というものです。やる気に合わせて教科を変えて勉強することで、自分としては効率良く勉強できたと思います。例えば、やる気がみなぎっている時は一番苦手な教科をやりました。私の場合は、算数でした。塾の先生がおっしゃったように、大問よりも確実に点が取れる小問を中心にやりました。そのおかげで、夏休み後の模試では算数の成績が見事に上がりました。やる気のない時には、2番目に苦手な理科や社会の塾の宿題を着実にこなしていきました。そして、空いた時間に得意な国語をやりました。本を読んで漢字や慣用句の使い方を学び、分からない言葉は調べました。本を読むことで、その本の作者の知識を少しでも得ることができると考えたのです。私はこのような方法でしたが、効率良く勉強するためには、自分に合った勉強方法を見つけることが大切だと思います。だからと言って成績がすごく伸びたわけではありませんでした。しかし、私は自分の人生がかかっているのであきらめるわけにはいきませんでした。それが最初に書いた受験当日、心を落ち着かせることができた理由だと思います。