広大附属中学 合格
広島駅前校
幟町小 出身
鷗州塾に入ったのは小4の春のことでした。3歳上の姉が鷗州塾に通っていたので、自然とその背中を追ったわけですが、最初の2年間は受験を意識することもさほどありませんでした。けれども、授業を受けたり、友達と会ってしゃべったり、まるで第2の学校のように、楽しく通っていました。そんな僕が、受験を明確に意識し始めたのは、小5の終わりになってからです。ハイクラステストをきっかけに、自分の強みや弱みと本格的に向き合うことになりました。僕は典型的な文系だったので、まずは算数を克服する必要があったのですが、苦手なものにどうやって取り組むかが大問題でした。実際に僕のとった方法は、あれこれ手をつけず、基礎的なテキストをひたすら解いていくというものです。1回目はすべての問題を解き、答え合わせをして間違った問題の解法を理解するよう努めました。2回目は間違った問題のみ解きました。この時点でテキストの8割程度の問題はできるようになっていましたが、残りの2割はまだ理解できていませんでした。そして、3回目に突入したのが夏休み前だったのですが、このころから少しずつ、模試の点も上がってきて、自分でも手ごたえを感じられるようになりました。すぐ結果が出ないことに焦りを感じた時期もありましたが、とにもかくにもテキスト1冊をやり遂げたという自信がついたのは大きかったと思います。その他の科目については、算数の合間に気分転換的な感じで取り組みました。国語はもともと本を読むのが好きで得意科目だったため、慣用句や漢字などを見直す程度でした。また、社会はクイズ問題にチャレンジする感覚で必要な事項を頭に入れ、理科は『完全攻略』を何度か繰り返し解くといった形をとりました。概して基礎固めをするというのが僕に向いた勉強方法だったと言えます。受験は長期にわたるため、モチベーションの維持も大切です。姉が「とても受験生とは思えない」とあきれるほどにテレビなども見ていた僕ですが、それは自分にとって必要な息抜きの時間でもありました。ひとりとして同じ性格、同じ容姿の人間がいないように、最適な受験勉強の方法も一人ひとり違います。大事なのは、自分にはどんな勉強が足りておらず、そのためには何をどのように実行すれば良いかを、自分自身が考え、行動に移していくことではないでしょうか。そしてそれを支え、迷ったときには相談に乗ってくれるのが塾の先生方です。本当に親身になって励まし、また時に叱咤してくださった鷗州の先生方には感謝しています。最後に、受験は合格証書を受け取った時がゴールではありません。僕自身、これからの中学生活を充実したものにしていければと思っています。