市立福山中学合格体験記

  • 市立福山中学 合格
    市立福山中学
    霞小 出身
    私は、小学三年生から通塾しました。私は、五年生も六年生もずっとSSクラスにいました。SSクラスにいることで、最初は「私はできるからSSクラスなんだ。だから、大丈夫。」と思い込んでいました。SSクラスに入ったと喜んでいると、五年生から塾内模試の成績が落ちていってしまいました。それでも、その時の私は、ほとんど気にせず、「大丈夫、そのうち上に上がっていくから。」と思うばかりだったのです。私は国語が得意だったので、国語だけできていれば何とかなると思って、苦手な算数、理科にはあまり手を付けようとしませんでした。そんなことをずっと続けていると、五年生の11月ごろの塾内模試で、過去最低の点数をとってしまいました。それでも、いつも「反省したつもり」で過ごしていました。その頃には、「もう、私はクラスの崖っぷちだ。」と自覚していたと思います。だから、六年生のクラスは、きっとSSクラスではないのだろうと思っていました。しかし、六年生のクラスもSSクラス。驚く反面、やはり、心の中に「なら、大丈夫。」と思う自分がいました。そんな気持ちがあったから、六年生でも大きな成長が無かったのだと思います。そこで、大切なのはクラスなんかではなく、自分が頑張るかどうかということにやっと気づきました。宿題も、まともにやらない、授業は眠くなる、遊んでばかり。いけないと分かっていても、自分の気の引き締めが弱く、夏休み明けあたりまで、何の改善もできていなかったと思います。そんな私が、「がんばろう。」と思い始めたのは、10月あたりです。自分が崖っぷちにいると自覚し、ここからの勉強で人生が変わると考えると、気を引き締めずにはいられませんでした。今までの自分が恐ろしかったです。「もう何をしてもダメだ。」と思って、何度も泣きました。でも、やってみようと、チャレンジしてみることにしたのです。最初は、勉強の仕方が分かりませんでした。暗記はどうやってすれば良いのか、解き直しとは何をどうすると頭に入るのか。一から考えて、崖っぷちなりに本気で勉強をし始めました。すると、広島女学院中学校の受験をすることになり、少しずつ頑張ろうという思いが強くなっていきました。とにかく、過去問を解いて、分からないものも、何とか理解しようとしました。私の場合、第一志望である福山市立福山中学校に備え、適性検査の勉強もたくさんして、少しずつできるものを増やしていったのです。暗記会に参加し、今まで覚えられなかったものをたたき込み、「できることは全てやった。」と思えました。受験の結果、残念ながら広大附属福山中学校には合格しませんでしたが、第一志望に合格し、勉強に関しての悔いは一つも無かったです。これまで勉強できたのは、一番に親のおかげです。いつでも応援してくれる人がいてくれたおかげで、頑張れました。

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