岡大附属中学合格体験記

  • 岡大附属中学 合格
    岡大附属中学
    横井小 出身
    僕は小4の冬期に入塾しました。当時、僕は塾に行くのが嫌で、なかなか勉強も好きになれませんでした。そして、小5なって初めて塾内模試を受けました。学校とは違う、別格の雰囲気のテストであり、勉強をしているという自覚を僕に持たせてくれました。また、塾内模試は成績の順位も出るので、やはり上位にいきたいというやる気も芽生えてきます。そんな向上心のせいもあってか、次第に新しいことを習得し、問題に正解することに喜びを感じ、勉強が楽しくなっていきました。小6になると、本格的に受験勉強が始まり、志望校もだんだんと決まっていき、受験生になったのだと自覚できるようになりました。過去問演習をしていても分かりますが、やはり今までやってきたことすべてが入試に出るわけではなく、そしてすべてを覚えてはいなかったことを思い知らされました。そして、あっという間に1月は到来しました。この日のために努力していたはずなのに、半端ないほどの緊張感と不安に駆られました。手応えはまずまずでしたが、どれも自分なりに成功していると感じていました。そして、結果、見事受けた7校すべての合格を勝ち取ることができました。意外に難しい問題があったり、倍率が予想以上に高かったりと、さまざまな不安がある中、合格発表の一覧を目で追っていく時は、とても緊張し、自分の受検番号が表示されているのを見つけた時、どの学校でも大きな喜びが込み上げて来ました。僕が、この受験を通して学んだことは、自分の努力は点数という形で報われるということです。どれだけ今、膨大な知識を身につけていても、必ずどこかに欠損があるものです。そして知識だけでは解けない問題だって必ずどこかにあります。入試演習は、その欠損と経験を補うためのものでもあります。しかし、自分の不足を見つけるのは困難です。そのためにも、一度初心に戻り、すべての教科書を見直し、自分にどこが足りないのかを確認し、そして経験が必要なら解き続ければいいのです。時間は有限ですが、その時間をどう使うのかを組み立てるのも受験です。努力は自分を裏切りません。そして努力に限界はありません。この2つは断言することができます。だから、自分の納得のいくようなもの以上の努力があれば、それは信頼できる価値があります。「もう終わりたい」と思うことはよくあるでしょう。しかし、周囲はその底知れない基盤を、自分が休んでいる間だって組み立てている。そう考えれば、集中力はいくらでも上がります。どれだけ努力のポイントを貯めたか。それこそが勝負なのです。

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