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2022年07月30日

面接でよく聞かれる質問

以下の内容は、よく聞かれる質問に対する返答例(○:良い返答、×:悪い返答)です。ただし、あくまでも「参考」ですので、自分の言葉で考えてみてください。

Q1:「あなたはなぜこの学部・学科を志望したのですか?」

英語教師を目指しているのですが、こちらの学校の英語教員コースでは、英語でのコミュニケーション能力を身につけることを目指した授業や、英語にかかわる現代的な課題に関する講義もあり、より実践的に学べると思ったからです。
×将来就きたい職種がまだ決まっていないので、就職に強いと言われている経済学部を志望しました。経済のしくみには興味がありますので、こちらの大学の学部は自分に一番向いていると思います。
 
だた「興味がある」というあいまいな態度では、面接官を戸惑わせてしまいます。消去法で学部・学科を選んでいる印象を与えてはいけません。志望大学の学部・学科で学べる内容をよく調べて、どこに魅力を感じたのかを具体的に伝えることが大切です。

Q2:「この大学の他に受験している大学はありますか?」
同系統の学部を他に2校受験しています。結果はまだ分からないのですが、この学校の専攻内容で福祉をより実践的に学べる点に、理論中心で実践の少ない他大学にはない魅力を感じています。
×他に2校受けています。学部や学科は多少違いますが、その2校も魅力的なので、合格した大学に決めようと思います。
 
出願大学で併願を認めているのであれば、大学側は併願も当然と考えています。併願をしているのに、1校だけを受験していると嘘を言う必要はないですが、第一希望であることと、併願大学の中から選んだ理由をしっかりと述べると良いでしょう。

Q3:「〇〇大学を併願されるということですが、〇〇大学はどのような理由で選ばれたのですか?もし 両方とも合格したらどうしますか?」
将来は、福祉関係の職業に就きたいと考えていますので、こちらの大学と同様、社会福祉を学べる〇〇大学を併願校として選びました。もし、両方に合格した場合ですが、1年次から、少人数制の演習や実習が多く設置されていて、より実践的な勉強の環境が揃った、こちらの大学を選びます。
×〇〇大学は自宅から30分ですので、併願してみることにしました。今日ここの大学に来るのに約1時間半かかりましたが、それだけの時間をかけて4年間通う価値がある大学だと思っています。両方受かった場合には、迷わずここの大学に進学するつもりです。
 
面接官は、どのような併願校の選び方をしているかを見ようとします。内容・カリキュラムの充実度・大学卒業後の進路などから、総合的に判断して併願校を決定していることをアピールしましょう。「一応」「多分」「だいたい」など、あいまいな言葉を使ってはいけません。

Q4:「高校時代での一番の思い出を教えてください。」
先日行われた体育祭で、私はバスケットボール大会に出場しました。メンバー全員が奮起して、体育祭の1か月前から練習を重ねた結果、決勝まで進むことができました。「ここまで来たからには、絶対勝とう」と全力で試合に臨みましたが、結果は負けてしまいました。終了後は、悔しくて涙が止まりませんでした。部活動に所属していなかった私としては、この体育祭が高校生活で最大の思い出となりました。私はこの経験を通して、全力で1つのことに取り組むことの大切さを学びました。
×高2の時に山中湖で宿泊研修があり、実行委員長を務めたのですが、他の実行委員の集まりが悪く、結局、私と副委員長の2人で連日遅くまで居残りをしながら仕事をしました。今になってみると、あれだけの仕事をよく2人でこなしたなと思っています。
 
どんな話でも良いですが、「どのような姿勢で臨んだのか」が大切です。何か熱中できるものを見つけ、目標に向かって努力したかどうか、友達と協調して取り組めたか、真剣に目標に立ち向かったかどうかを見られます。また、経験を通して何を考え、何を学んだのかもポイントです。実行委員が集まらなかったのも、実行委員長である彼の人柄に問題があったのでは…と思われてしまいます。

Q5:「あなたが高校時代を通じて得たものはなんですか?」
高校3年間、〇〇先生に英語を教わったのですが、この先生は、週1回、放課後にアメリカの新聞や雑誌から抜粋したプリント教材を使って補習をしてくださいました。私は、この授業のリアルタイムな教材で、生きた英語を学ぶことにより、英語に関する観念が変わりました。大学では、さらに深く勉強して、翻訳者になりたいです。
×私の高校生活の中での一番の収穫は、やはり真の親友と呼べる良き友を得たことです。 特に高3のクラスが一緒だった友達は家が近かったこともあって、いつも一緒に楽しく過ごすことができました。
 
得たものによって、自分が「どのように影響され」「どう変わったか」を言葉に表すことが大切です。1人の先生との出会いが、今後の人生を決定づけたというエピソードが良い印象を与えています。

Q6:「部活動を通じてあなたが得たものは何ですか?」
高校時代は、バレーボール部に所属していました。部員が6人で、経験者が少なく、結局3年間の試合の成績も良くはありませんでしたが、厳しい練習で培った精神力と、楽しい時もつらい時も一緒に乗り越えた部員仲間との友情は、今後も私にとってかけがえのない宝物です。
×私は小学校からテニスをやっていました。ジュニア・テニススクールにも所属していましたので、学校のクラフ゛の練習にはほとんど出席できませんでしたが、試合ではいつも好成績を残していました。
 
高校の部活よりもスクールを優先することは、何も問題ありません。ただ、「コート整備や厳しい練習はせずに、試合だけ出ていた」という印象を与えてします。何かに打ち込んでいたという情熱が伝わるように表現すれば、面接官に好印象を与えることができます。

志望学部別質問事項
学部別によく聞かれる質問事項をまとめます。自分の志望学部に関する質問について、自分なりの考えを持っておくと良いでしょう。


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学部に関わりなく、「コロナ禍」をどうとらえているかは必ず聞かれると思っていた方がよいでしょう。医歯薬学部系は当然ですが、文系学部であっても「コロナ禍の自粛要請をどう受け止めたか」「学校生活に与えた影響をどう感じているか」…など、コロナに関連した質問はまさに時事問題です。個人的感想で終わらず、日本全体、世界全体に及ぼしている影響まで俯瞰した答えを用意しましょう。「正解」はありませんが、人の生命に関わるこの問題を、自分事としてとらえているかどうかはきちんと判断されます。






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