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2021年05月01日

2021年度 山口大学二次試験講評《英語》

試験時間は120分、長文2題とテーマ英作文2題という例年通りの構成だった。

大問Ⅰの評論文では択一式の内容一致問題が多く出題された。文章の要旨を英作文で空所補充をさせるのが山口大学の定番だったが、今年度はそれがなくなり、取り組みやすい形式となった。

大問Ⅱの小説は下線部和訳や登場人物の感情・行動の説明など、こちらもスタンダードな出題がされた。しかし、英文のレベルは決して簡単ではなく、小説に不慣れな生徒は解きづらかったかもしれない。

大問Ⅲの英作文は和文英訳ではなく、会話文の補充形式と提示された条件に基づいて手紙(メール)を英作する形式である。特に前者は苦戦する受験生が例年多く、山口大学独自の出題形式と言える。

長文の対策としては、旧帝大レベルの英文に多くあたり、共通テスト以上の語彙力を身につけることが欠かせない。鷗州塾の講座ではどのクラスもワンランク上のレベルの長文に触れるため、ぜひ活用して欲しい。

特に、小説は演習が不足しやすい分野なので注意したい。独自の英作文問題については、共通テストが終わって対策を始めるようでは太刀打ちできないので、語法・英作文系の講座を早期受講し、英作文自体に慣れておくとよい。また、構文集の英文を暗唱し、基本例文のストックを増やすことも効果的である。総じて、基本事項の徹底が山口大学合格への王道と言えよう。





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