2021年04月27日
2021年度大学入学共通テスト《生物基礎》
試験時間は2科目で60分。大問数は3題で、すべてA・Bの中問構成でした。例年通り、生物基礎の各分野からバランス良く出題されており、生物基礎の総合的な理解を問いたいという作成者側の意図が明確にうかがえます。
大まかな出題テーマの区分は、第1問「生物の特徴および遺伝子とそのはたらき」、第2問「生物の体内環境の維持」、第3問「生物の多様性と生態系」でした。マーク数は16となり、昨年度の23より大幅に減少しました。
問題内容は、知識問題が大幅に減少し、グラフや図をもとに考察する問題が大幅に増加しました。知識よりも「思考力」を問う問題が増えたことにより、前年度までと比較して多くの時間を要し、難易度もかなり上がりました。
以上を踏まえると、大学入学共通テストでもセンター試験と同様、単純な知識問題、文章選択式の正誤問題を特定の分野に偏ることなく解けるようになることが高得点への必須条件となります。そのためには、「生物」と同様に、「生物基礎は暗記科目である」という概念を捨て、教科書で勉強する1つ1つの現象や実験などの意味を正確に理解し、なぜそのようなことが起こっているのかをただ暗記するのではなく、理解することが大事です。また、教科書で扱われていない実験などが出題される可能性もあるので、問題集などを用いて十分に演習をしておく必要があります。
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