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2021年04月22日

2021年度大学入学共通テスト――問題講評・出題傾向――

2021年1月16日・17日に共通テストが新形式で初めて実施されました。中国地方では天候による交通機関の乱れなど大きなトラブルもなく、無事終了しました。昨年に引き続き雪も降らず、受験生にとっては受験会場に向かいやすい環境だったと思います。

今年から大学入試改革が行われ、既卒生が減り、全体の受験者数は大幅に減少しました。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、推薦入試で合格した生徒が一般入試を回避し、受験率も大幅に下がりました。また、1月30日・31日の受験者数が大きく増えましたが、数学と理科の平均点に関しては、1月30日・31日の方が10点から20点ほど低く、難しかったようです。

入試改革によって、過去のセンター試験とは異なり、日常生活に結びつけた問題が多くなりました。単純な暗記や機械的に当てはめる練習しかしていないと、対応できないものでした。ただ、改革初年度にも関わらず、多くの受験生が入試対策にある程度対応できたことが、数学Ⅱ・Bと生物の平均点の大幅な上昇につながりました。これにより、5教科全体でも平均点は上がり、特に理系の受験者平均点は10点以上のアップとなりました。

今回の共通テストで、2022年度以降の出題傾向や方向性が示されました。対話形式の問題を読み解く「読解力」と、どの知識を用いて解答するかの「思考力・判断力」が求められる入試に対応できる力を身につける必要があります。鷗州塾の授業は専任教師の分析を踏まえて構成されているので、今年度も講座の受講生の共通テストの平均点は全国平均を大きく上回りました。早期からの講座受講がおすすめです!

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